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笑顔



このsmiling facesに、またここで、この人たちと一緒に会えるなんて。



aco's Birthday cake


3ヶ月ほど前にも、こうしてここで、にこにこ笑顔がのっかった、
とびきり美味しくて素敵なスペシャルケーキを囲んだばかりだと思ったのに、
まさかこの日、またここで、私と、この場所を介して知り合った方との
名前がのったケーキを囲むことになろうとは。
そして、みんなの笑顔に囲まれて、ろうそくの火を吹き消すだなんて、
一体誰が想像しただろう?


・・・とにかく驚きの連続だったこの日。
おまけに慣れない事だけにちょっと気が動転してしまったけれど、
とても、とても楽しい夜を過ごすことが出来ました。

このスペシャルなaco'sさんのガレット・デ・ロワも(栗入りで本当に美味しかった!)、
私のイメージで選んでくれたという素敵なお花も、
友達にもらった素敵なプレゼントたちも、
特別に用意してくれた、とびきり美味しいインドカレーとチャパティも、
どれもこれも、本当に、こころからうれしかった。

口下手なので、うまく伝えることが出来なかったけれど、あらためて、
本当にありがとう。
こうしてここで集うことが出来て、そしてこんな素敵な集まりに混ぜてもらうことが出来て、
私はほんとうに果報者です、、、

去年はいっぱい笑って、その分いっぱい泣いたけれど、
今日からの一年は、こんな笑顔であふれる年になりますように。
そして、おめでとう、私。


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階段

年明け、山あいにある奈良のお寺を訪れた。

初めて訪れた、由緒あるそのお寺は、三が日の最後の日とあってか参拝客もまばらで、
落ち着いた冬の風情を漂わせていた。
400近い階段は、最初段差があまりない階段が続く。
一見上りやすそうに思えたけれど、いざ歩きはじめると意外と上りづらく、
これなら普通の階段の方が上りやすいんじゃないか、と思われるほどだった。

途中2ヶ所曲がって上までのぼると、本堂にたどり着く。
来た道を見下ろしてみると、遅い午後の日差しの中、
枯れ木に囲まれた中に、さっき通った回廊が続いている。

本堂では法要の真っ最中。
お経を上げる声が、寒さが身に染みる本堂に響き渡る。
色んなお経を聞く機会があったけれど、このお経は何か心に響くものがあった。
本堂の奥には非常に大きな本尊十一面観世音菩薩立像が鎮座している。
その立派な姿に、寒さを忘れて見入ってしまった。



階段


ちょうどこの日まで万燈会が行われているとの事、
5時からということで一旦お寺をあとにし、遅い昼食に地元名産の三輪そうめんを食べ、
草餅を食べながら付近をぶらぶら散策し、またお寺に戻った。
大晦日は下の灯籠にもろうそくの灯りが点されるそうなのだけど
この日は上の灯籠のみ点灯されていた。
下の灯籠にもろうそくの灯りが点っていたらもっと素敵だったんだろうな、とも思ったけれど
でも上のこの灯りだけの方が素敵かもしれない、と思い直した。
夕暮れで段々と夜に近づく階段を、灯籠の灯りの下もう一度ゆっくりと上っていく。

ふと見回すと、色んな人たちが、この階段を上っていた。
親子、老夫婦、友達同士、恋人たち・・・
階段の一番下に立って行く先を見つめていたら、
人生もこのようなものなのかな・・・と思えてきた。
時には低い階段を、時には普通の階段を、
そして時には険しい岩の段を上っていく。
立ち止まって周りに目をやったり、後ろを振り返る人もいれば、
途中で腰掛けて休んだり、また脇目もふらずに一心に上る人もいる。



寒牡丹


このお寺は四季折々の花で有名だという。
この日は寒牡丹が少しだけ咲いていた。
寒い中、花びらが幾重にも重なった、鮮やかなピンクの花を咲かせている寒牡丹。
優雅で華やかで可憐で、遠くからでもはっと目を惹かれる魅力がある。
自分にはない魅力をたくさん持った花だなあ、と素直に思った。
その上には寒さよけ(雪よけ?)が、しっかりとかけられていた。
この華やかな牡丹の花の美しさも、こうして守られているからこそなのかもしれない、と思った。



階段


寒牡丹を眺めたり、来た道を振り返ったり、行く先を見上げたり、
躓きそうになったりしながら、一つ一つ上った。
前を、幼子の手を引いた親子が歩いていく。
一歩一歩一生懸命階段を踏みしめる子供、
そしてその子を見守りながら、その手をしっかりとにぎりしめて
ゆっくり、ゆっくり、一緒に階段を上っていく親。
・・・何か、心にこみ上げるものがあった。
階段は大抵一人で上るものだと思っていたし、
そしてこの先、自分がこの親子のように階段を上る事はないだろうけれど、
ぎゅっと手を繋いで、支えあいながら、少しづつ階段をのぼっていく、
その、当たり前ではあるけれど「つながり」を感じさせる姿に
何かふっと頬が緩むような、心温まるものを感じ、
それと同時に何かうらやましさにも似た気持ちも覚えた。

お勤めが終わったお坊さんたちとすれ違う。
すれ違いざまに「こんばんは」と声を掛け合う。
最近はあまり見ない光景だなと思いつつ、
ふと、大学生の時、初めて英国・湖水地方に行った時のことを思い出した。
何を思ったか、初めてマウンテンバイクなるものをレンタルし
湖を回るコースをサイクリングした。
何分生まれて初めて乗るマウンテンバイク、最初はうまく乗れなくて
すぐに信号の手前で転倒してしまい、ジーンズの裾がすりむけた。
通りがかりのおじさんが「大丈夫か?」と駆け寄って起こしてくれた。
「大丈夫です、ありがとう」と答えて、もう一度トライ。今度はうまく乗ることができた。

マウンテンバイクにも慣れ、お昼用のサンドウィッチを買っていざ湖へ。
途中丘のなだらかな坂が続く。
向こうから歩いてくる人たち、自転車やマウンテンバイクですれ違う人たち、
みんな笑顔で「Hello!」「Hi!」と声をかけてくれる。
最初は驚いて「私が日本人で、よろよろと慣れないマウンテンバイクに乗っているから
大丈夫か?と思って声をかけてくれてるのかしら」と思ったのだけど、
落ち着いて観察してみると、周りの人もみんなそうして声を掛け合っている。
不思議な感じがしたけれど、少し勇気を出して、今度はこちらから
「Hello!」と声をかけてみた。
最初はドキドキしたけれど、すぐに「Hello!」と声が返ってくる。
ほんの一瞬の、ほんのささいなことだけれど、何かとてもうれしかった。
初めての異国で、知らない人ばかりで、それも慣れないマウンテンバイクで
楽しさと不安が交錯する中、ほっとするひとときだった。
人と人とのつながりって、こんな些細なことから、そしてほんの少しの勇気から
生まれることなのかもしれない。

みんな色んな気持ちを抱えて、この階段を上っている。
振り返ったり、立ち止まったり、駆け上ったりしながら。
そして時には支えあい、励ましあい、声を掛け合って。
そんな事を思いながら、2度目の階段を上る。

灯籠に照らされた回廊を通って、また本堂にたどり着いた。
夕暮れだったさっきとは違って、辺りは少しづつ闇に包まれていく。
真っ暗な、そしてしんと静まり返った本堂で、
ほんの少しだけの灯りの中で見る本尊十一面観世音菩薩立像は
明るい中で見た時とはまた違った、荘厳な迫力が感じられた。

花の季節はたくさんの人でにぎわっているであろうお寺も、
この日は落ち着いた佇まいで私たちを迎えてくれた。
きっとその季節に来たらもっと花や木々の美しさを楽しめたのだろうけど
逆に、冬のこの時期に来ることが出来てよかった、と思った。
もう真っ暗になった参道を歩き、お寺をあとにした。
また、いつかここに一緒に戻ってきたい、そう思いながら。

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missing




すぐそばにいるのに さみしい時
離れているけど さみしくない時

さみしい
さびしい

この違いは 何なんだろう

さみしいなんて気持ち 今まで知らなかった
このまま ずっと知らないでいたほうがよかったのに
どうして 気付いてしまったんだろう
この痛み この涙は さみしいからなんだって

いつからこんなに弱くなってしまったんだろう
どうしてこんな痛みも涙も我慢できなくなってしまったんだろう
こんな情けない自分は嫌だと思いつつ
でもどうしようもなくて 途方に暮れた夜

でも 
止まない雨はない 
明けない夜はない
だから 
終わらないさみしさなんて 本当はないのかもしれない


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わかさ農園

わかさ農園


12月、何かと慌しく過ぎていた年末のある日、うれしい贈り物が届きました。
ダンボールの中には、以前から行ってみたい、食べてみたいと思っていた福岡のわかさ農園さんのパンたちがたくさん・・・!
思わずうれしさのあまり手が止まってしまったほどです。
送ってくださった方の日記や、以前の「自休自足」の記事で紹介されているわかさ農園さんは、ご家族で農園やパン作りをされていて、とても暖かく素敵な人たちという印象でした。
そんなわかさ農園さんで作られるパンたち、きっとやさしいパンたちなんだろうな、いつか会いに行ってみたいなと思っていたのです。
そんな想いが届いたのか、わざわざお店に出向いて買って送ってくださったそう。
(お店では通販はされていないと思います)
思いがけずこの年末に届いた、貴重なパンたち。
ラッピングも可愛くて、どれから食べようか迷ってしまいます。
送ってくださった方と、わかさ農園さんのことを思い浮かべながら、少しづつ、大事に大事にいただきました。
その一部をご紹介しますね。

わかさ農園クリスマス前とあって、クリスマスのパンセットが入っていました。
とてもかわいくて、袋から出すのが惜しくてずっと冷凍庫にしまっておいた、ゆきん子ライ麦。見た目のかわいらしさとは違って、口にするとハーブの独特の風味がふわっと香るのです。中にはクリームチーズが。もっちりと、そして味と香りにアクセントのあるゆきだるま。

わかさ農園これはステッキ。くるみとレーズン、そしてクリスマスらしくクランベリーが入っています。クランベリー好きなのでうれしい!ナッツ類とクランベリーと、そして意外と軽めの生地がうまくあって、どんどん食べ進んでしまいました。

わかさ農園シュトーレンも2切れ入っていました。
これまた、とてもやさしいお味。生地とフルーツ(柚子がポイント!)がいい具合に馴染んでとても美味しかったです。

わかさ農園とても印象深かったのが、この黒糖しょうがスコーン。
丸っこくて、手のひらにすっぽりおさまるサイズのスコーンは、しっかりとしている中にもほろっと優しく、黒糖としょうががアクセントになっていて、とてもほっこりするお味でした。

わかさ農園プレーンな「草かんむり」というパン。外はパリッと、中はしっとりしていて、天然酵母のやさしい味が美味しかった。

わかさ農園


他にも、黒豆を使ったパンや屋久島の無農薬の緑茶を使った緑茶ザルツ、手折りのかわいいパイ2種ややさしいクリームパンに金時豆のあんぱんなど・・・
わざわざ丁寧な手書きの説明まで付けてくださっていたのですが、それも送り主の方からわかさ農園さんにお願いしてくださったとの事、その心遣いに心がとてもあたたかくなりました。

いつか、わかさ農園さんにお伺いして、そのあたたかさを直接ゆっくり感じてみたいです。
a-carlさん、ありがとうございました。


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「最後の奇跡」

去年のお正月も、よく聞いていたのはJoão GilbertoのCDでした。
そして今年も何故か、Joãoの声とギターで新年を迎えています。
去年11月のコンサートのことを思い出しながら。

Voz é Violão

  João Voz é Violão (声とギター)

Amoroso

  AMOROSO


もう1ヶ月以上も前のことになってしまうけれど・・・自分のための記録として。

2年前の来日公演で言い知れない感動を味わった、Joao Gilberto のコンサート。(その時の日記はこちら
2006年も来日する、ただし今回は東京のみらしい、という情報を聞いたのは夏の初め。
東京だけ・・・年齢その他を考えると仕方ないのかな、と思いつつ、もう頭の片隅では東京行きのことを考え始めていたっけ。

そしてチケットを予約してから数ヶ月の秋、静かにこの日がやってきた。

夕方羽田に着いたとき、飛行機の窓からは夕暮れの富士山が見えた。
黒い雲と夕焼けの赤が複雑に混ざり合い、その間に富士山がくっきり見える。
なんともいえないシュールな景色だった。

東京国際フォーラム、中に入るのは初めて。
開演時間少し前に到着したけれど、ロビーは人でいっぱい。
みんな、わかっているんだなぁ。
時間があれば何か軽く食べたいところだったけど、時間的余裕がなく、
連れとジュースとワインを飲んで一息ついて、開演時間が来たのでとりあえずホールに足を踏み入れたとたん、場内アナウンスが流れた。

「ただ今、会場に到着しました。」

一瞬「ホテルを出ました」の間違いかと思ったくらい。
トイレに行った連れが戻るのをヤキモキしながら待ち、席へ。

それからしばらく経って、開演。
前と同じように、ステージの左からギターを持ってJoaoが登場した。
拍手に応えるようにお辞儀をして、椅子に腰掛け、ギターを手にして。

それからは、まるで夢のような時間だった。
ほぼノンストップで彼の歌、そしてギターが続く。
一瞬、このまま終わらないのかと思ってしまったくらい。
アンコールが終わって、拍手の中ライトがつくまで、約2時間半。

2年前は、ものすごく、鳥肌の立つような感動が押し寄せて、涙が出た。
それは、あの「フリーズ」があったから余計そうだったのかもしれないし、
初めて生で触れたJoaoの音楽だったからかもしれない。

そして今回。
何だかとてもリラックスして聴くことが出来た。
この2年の間に、それまで聴いたことがなかったJoaoのアルバムやボサノヴァを
幾度となく聴いてきたから、というのもあるのかもしれないし、
2回目だから、というのもあるのかもしれないけれど、
何よりステージ上のJoaoもリラックスしているような気がして、
その雰囲気が会場にも流れていたように感じた。
とにかく、柔らかく、あったかくて、ひたひたと感動の波が押し寄せる感じ。
終わったときには心がとても穏やかで暖かくて、心地よかった。
言葉にするのは難しいのだけど・・・
そう思っていたら、連れが言った一言。
「音楽というのは音を楽しむものだから、言葉になんて出来ないんだよ」
その通りかもしれない。

終わったのが10時、会場を出ると秋の夜の冷たさが一気に押し寄せてくる。
東京の高層ビルの上には、ぽつんと輝く月。
東京で見る月は、煌々と光るビルの明かりがすぐ近くで輝いているけれど、
その光には負けていなかった。
でも、できれば高層ビルの上より、傍に余計な明かりのない空でこの月を見たいと思った。

隣のTOKIAにあるVIRONに駆け込み、スタンディングで遅い夕食。
バゲットもパテもサラダもスープも、つい最後に追加で頼んでしまったタルトタタンも、
とても美味しかった。
何より、お店はとてもスタイリッシュでおしゃれなのだけど、お店の人の対応がとても気持ちよく、いい時間を過ごすことが出来た。
店内に流れるのは偶然なのかボサノヴァ。
翌日行ったパン屋でも、Joaoではなかったけどボサノヴァが流れていて、
パンとチーズをいただきながら、これはデジャヴなのかと思ってしまったほど。


今回の公演のタイトルは「最後の奇跡」。
これが本当に最後なのか、それとも・・・それはJoaoにしかわからないんだろうな。
でも、これだけは確信をもって言える。
次があるのなら、また必ずJoaoに会いに行くってこと。
そして、Joao Gilberto という人、そして彼の音楽がますます好きになったこと。


* * * * *

私が行った日と最終日は、会場にカメラが入っていて、DVDの発売の案内もあったのですが、年末になってDVDの発売中止のお知らせを受け取りました。とても楽しみにしていただけに残念でなりませんが、それはとてもJoaoらしい決断だったと思うのです。


In_tokyo 2003年の東京公演がCDになっています。

 João Gilberto in Tokyo


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New Year

2007年、新しい年が始まりました。

2006年は、気が遠くなるほど色んなことがあって、
とても濃く、あっという間の一年だった気がします。



jikonka


去年はあまり一眼で写真を撮る機会がなかったのですが、
これはその少ない中で気に入っている一枚。
夏に行った三重での一枚です。



yugue


これは冬に撮ったもの。前にも日記に載せましたね。
デジカメでも撮っているのですが、やはりこの一眼の写真の方が好きです。



bread


そして今年最初に食べたパン。
去年も美味しいパンに元気をたくさんもらいました。
そしてパンを通したいくつもの素敵な出会いがあり、
色んな気持ちをもらい、大事なことに気づかせてもらった年でした。
そして、今まで知らなかった自分と向かい合った一年だったように思います。
これはまだまだ継続中ですが・・・

2007年はどんな年になるんだろう。
分からないことだらけだし、決して簡単ではないことばかりだけど
自分を信じて、heartを大事にして、
前を向いて生きていきたい、そう思います。
楽しい うれしい さみしい つらい 苦しい
色んな人たちがそれぞれいろんな気持ちを抱いて
この同じ月の下、空の下、生きている。
そう思うだけで、勇気が出る気がします。

年末に振り返って、あぁいい一年だったなぁと思える年にしたい。
そして「ありがとう」という言葉を大事にしたい。そう思います。

皆さんにとってよい一年になりますように。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

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