ぶらり松本・上高地 7

後ろ髪をひかれながらバスに乗り、乗鞍をあとにします。
また山の景色やダムを眺めながらバスは新島々へ。ちなみに、途中の風穴の里別館でもパンを買うことができるそうです。

新島々の駅に着き、バス代を払って電車を待ちます。時間があったので駅前の物産直売所など覗いてみたら、桃やスイカなどが並んでいて、どれも美味しそうでした。また駅に戻り、上だけTシャツに着替え、出発の5分前に改札が始まったので(駅員さんの改札なので発車の5分前から改札なのだとか。うちの田舎の駅を思い出させます)改札を通って電車に乗ります。行きは白々と夜が明けていったけれど、今度は燦々と日が射すいいお天気の昼間。景色もまた違って見えます。

しばらくして松本に戻ってきました。今日はもう駅前ではあの音楽は流れていません。(駅ビルに入ると流れていましたが・・・)街中も普通に戻っていて、これが普段の松本の姿なのでしょう。

ぎゃるり灰月途中和菓子屋さんを冷やかしてから、昨日閉店してしまって見られなかったお店を再訪しました。今日はちゃんとあいていました・・・よかった。ぎゃるり灰月です。

中に入ると、食器やオブジェ、リネンなどがセンスよく並べられています。昨日来たときに帰るところだったスタッフの方が覚えてて下さって声をかけてくれました。昨日のあれでは仕方ないですよね、とこちらも苦笑いです。でも、今日来ることができてよかった。

奥のギャラリースペースではちょうどガラス展が開かれていました。陶磁器は普段よく目にするし使うけれど、意外とガラスのものって、無頓着かもしれない。小さなグラスから大きなランプシェードまで、色々なガラスの作品が展示されていたのですが、「ガラス」という固定観念からは外れたところの作品も多くて、見入ってしまいました。繊細なもの、どっしりしたもの・・・。夏は特にガラスのものって見ているだけでも涼やかな雰囲気になりますよね。

販売のスペースでは、作家ものの食器などが並んでいて、どれもとても素敵でした。結局購入には至らなかったのだけど、欲しいなぁとおもったものはいくつもありました。ちなみにお店は、この蔵の左のビルの2階にあります。

涼やかなお店を後にし、さて、あと少し時間があるけれどどうしよう。昨日の器やさんへ行こうかと思って足を向けたのですが、結局電車の時間を考えるとゆっくり見られそうにないし、次の機会にゆっくり訪れることにして、再訪はあきらめました。

スギヤこの時も日が燦々と射していて、関西と比べると涼しめとはいえまだ暑い。。。ぶらぶら歩いているうちに、アイスクリームやさんの近くまで来たので寄ってみることにしました。レトロでかわいい看板が目印です。

中に入ると、昔懐かしい感じのアイスが並んでいます。種類もたくさんあって悩んでしまうのですが、見た目にもとても懐かしい感じの棒アイス(イチゴ味!)と、昔アイスを買って、お店の椅子でいただくことに。

こういうアイス食べるの、何年ぶりだろう!!この何ともいえない棒アイスの懐かしい食感と味!子供のころはこういう棒のアイスを食べている途中で落とさないように、慎重に食べたものですが、やっぱり今になっても慎重になってしまいます。

この昔アイスも、懐かしいミルク味、さっぱりしていて美味しかった~。普段あまりアイスクリームを食べない私ですが、懐かしい感じのアイスを2つも食べて、気分はすっかり小学生でした(笑)

お店を後にして、ぶらぶらしながら駅に戻ります。コンパクトな街なので、どこに行くにも歩いていけるのがとても便利です。
何分急に決めたので下調べも十分でなく、調べてる途中で気になったお店も場所を控えてなくて行かれなかったり・・・。でもまた、きっと、来るでしょう。

駅に着いて、駅ビルでおやきを買い、おみやげもちょっと買って、18きっぷで改札を通り、駅の中へ。
普通電車に乗ると、昨日の混雑は無く、ゆっくりと座ることができます。再訪を誓いつつ、電車は松本を出発しました。

段々と西日がオレンジになって、少しづつ、少しづつ夕暮れてきます。中津川に着いたのは6時前。まだまだ明るいです。

すや余談ですが・・・ここで、行きにチェックしていたお菓子を買いに、駅横の観光案内所へ。実は行きの時の乗り換えに30分ほどあったので、駅前をぶらぶらしていたら(すや本店にも行ってみました。何も買いませんでしたが)駅横の観光案内所で色々と栗のお菓子も売っていて、何年も前にいただいてとても美味しかったお菓子があるのを発見!帰りに買って帰ろうと心に決めていたのでした(先に支払えば取りおきできるとのことでしたが、電車の遅れなどで取りにいけなかったら困るのでそこまではしませんでしたが)一目散にそのお菓子のカウンターへ向かうと・・・な、ない。。。お店の人に聞いたところ、今日はもう売切れてしまったのだとか・・・ああ、残念無念・・・。このお菓子、関西で売っているのを見たこと無かったので、買って帰りたかったのです・・・。がっくり肩を落として駅に戻り、名古屋行きの電車に乗り換えます。

名古屋に着いたのは夜7時過ぎ。もうあたりは暗くなっています。日曜夜の新快速のホームは人でいっぱい・・・なんとか乗り込み出発です。米原で乗り換え、段々と見覚えのある地名が出てきて、家に帰り着いたのは11時前。

18きっぷで電車にゆられた1泊2日の旅、帰ってきてみればなんだかとても長く感じられた2日間です。
ほんの少し日常から離れて、夏休み気分を味わった週末でした。

* * *

長々とお付き合いいただきありがとうございました。。。

もしまとめて読んでみたいというお暇な方がいらっしゃいましたらば、どうぞこちらから→ぶらり松本・上高地編

こちらにupできなかった写真を photo gallery にまとめましたので、よろしければ・・・

photo gallery

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ぶらり松本・上高地 6

・・・右の「最近の記事」のタイトルが、すべて18きっぷの話題で埋まってしまってますね。。ぶらっと・・・とか、ぶらり・・・とか(笑)

もう少しで終わりますので、あと少々お付き合いくださいませ。。。

* * *

名残惜しさを感じつつ、バスで上高地を後にします。
次は、ゆっくり訪れよう・・・。いつの季節がいいかな?

さて、バスは来た道を戻ります。・・・が、そのまま新島々→松本へは戻りません。
もう一ヶ所、行きたいところがあるので、バスを途中の親子滝というバス停で降ります。さすがにこんな所で降りるのは私だけ。

ここでバスを乗り換えるのですが、次のバスが来るのは40分後。バス停のすぐ前には、親子滝と思しき滝がありました。見た目にもとても涼しげで気持ちよいです。しかし、本当に幹線道路沿いで、のんびり眺めるという感じではありません。今度乗るバスのバス停に移動し、付近をぶらぶらしてダムを眺めたりしていたのですが、それでも時間はまだまだ。上高地のように涼しくはないバス停でぼーっとしている間に、やっとバスがやってきたので乗り込みます。今度は乗鞍方面行きのバス。

10分ほど揺られて、学校前というバス停で降ります。ここでも降りるのは私だけ。バスを降りると、夏の田舎の景色が広がっています。山があって、緑が生い茂っていて・・・思わず井上陽水の「少年時代」が頭の中で流れました。

バス停から少し進んだところにお店の看板があったので、曲がって先へ進みます。本当にのどかなところで、緑がたっぷり!上高地と違うのは、日差しがきつくて暑いということですが、それでも風は爽やか!(この時間だと上高地も暑かったかもしれないと思いますが)

5分ほど歩いたでしょうか、やっと目指すお店に到着しました。乗鞍高原パン工房 ル・コパンです。

実は、今回突然このぶらり旅を決めたとき、上高地へ行くことは全然考えていませんでした。目的地は松本とここだったのです。このお店に来て、ついでにこの辺りを散策しようなんて思っていたのですが、ガイドを見ていると上高地が目に入り、バスの時刻表を見ていると早朝の便があって良さそう、ということで、急遽予定に組み込んだだけのことで、実はこちらが最初の目的地の一つであったわけです。あるところでこちらのお店を紹介している本を見せてもらい、その時に「行ってみたいなぁ」とふっと思ったのですが、まさかそのしばらく後に実際に行くとは思いも寄らなかったわけで・・・。

とりあえずトイレを拝借し(すいません。。。)一息つき、改めてお店へ。外には石窯がありましたが、もう(この時お昼)パンは焼いていないようでした。後で聞いてみたら、朝に焼かれているようでした。

パンを売っている建物へ入ると、たくさんのパンがお出迎えです!ホームページで紹介されているようなハード系のパンだけでなく、色んな種類のパンが並んでいます。わぁ、どれにしよう。。。と、一通り眺めていくつか選び、お店の方にもお勧めを聞いてみたところ山ぶどうが普通のレーズンとは違ってお勧めですとのことだったので、これも買ってみることに。

実はこちらはオープンカフェがあって、石窯で焼くピザが食べられるということで、時間があればこれを是非食べたかったのですが、如何せん帰りのバスが・・・約1時間あとのもう一つ後のバスでも良かったのですが、何分夏休みの週末、混雑も予想されるだろうし、なるべく早め早めに行動を・・・ということで、帰りは早めのバスを選んだわけです(A型ですので^^;)。蓋を開けてみれば、渋滞は全くなく、カフェでゆっくりして次のバスで戻っても良かったのですが。何分18きっぷなので、行き帰りにも時間がかかりますし。。。

それはさておき、ピザは断念してパンをイートインすることに。レジで少しお店の方とお話させていただきましたが(うれしいこともありました!)こちらのお店の方、どの方も笑顔がとても素敵で、こちらも気持ちよかったです。

さて、オープンカフェのピザを焼く石窯の横でパンをいただきます♪エピのような、ソーセージの入ったパン、ジューシーなソーセージとプレーンなバゲット生地が合って美味。

クリームパンと、ブルーベリーのデニッシュも食べてみました。クリームはとろりとやわらかく、デニッシュも爽やかでさくさく!爽やかな風を感じながらいただくパンの味は格別です。

このままのんびりしていたかったのですが、バスの時間があるので、後ろ髪をひかれるようにカフェを後にします。帰り際にパンの写真を撮らせてもらい、また笑顔の素敵なスタッフの方に「ゆっくりしていただけましたか?」と声をかけてもらって、気持ちよく送り出していただきました。今度は高原の風をゆったりと感じながら、熱々のピザをいただきたいな。

この日買ったパンはこちら。手前から時計回りに、石窯フルーツ、山ぶどう、蜂みつりんごです。

石窯フルーツは、レーズン、くるみ、オレンジの入ったパン。石窯で焼かれているので少し香ばしくて、素朴なパン生地とフィリングがあって、しみじみ美味しいです。

オススメしてもらった山ぶどうは、普通のレーズンよりも粒が小さいのですが、思ったよりジューシーで酸味があって、とてもいい感じです。

蜂みつりんご蜂みつりんごには、有機栽培の干しりんごと、なんと白ごまが入っているそう。全粒粉が入っているので食感もなんだかおもしろいです。

どれもしっかりとした、素朴だけど味わいのあるパンたち。材料にものりくらの天然水を使われていて、この山の自然の中で焼かれるパン、「火と水と大地の恵みのハーモニーから生まれる滋味豊かなパン」・・・まさにその通りのパン達でした。

名残を惜しみつつお店を後にし、ぱたぱたとバス停へ戻ります。山の緑の向こうには青空が広がって、蝉の声が聞こえる・・・。ああ、夏休みだな・・・。今の私には夏休みはないけれど、小学生の頃の夏休みを懐かしく思い出した瞬間でした。

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ぶらり松本・上高地 5

matsu50
大正池から梓川沿いを歩いていくと、田代橋に到着します。木でできた素朴な感じの橋です。

ここからは左岸を河童橋へ向かって歩いていきます。
段々と空はクリアになり、日差しがまぶしい感じになってきました。
少し人は多くなりましたが、「多い」と感じるほどでは全くなくて、快適です。

景色を愉しみながら、ぶらぶらと歩いていきます。

途中、昨日ひゃくにんぱんで買ったパンと、持ってきたお茶で朝食。

澄んだ空気の中で、美しい景色を見ながらのパンは一段とおいしく感じられます。
抹茶のパンと、レモンのパン(正式名称は覚えてません)どちらも心地よいやわらかさで、レモンのほうはレモンカードの酸味が心地よいです。

そこからまたのんびり歩きます。川沿いにはいくつもホテルがたっています。こんなところに宿泊して散策なんて、いいですね・・・。

人が段々と多くなってきて、河童橋に到着しました。ここから見る山の景色はまた一段とりりしくて素敵です!

河童橋はさすがに人が多くて、観光地にきたなぁと感じましたが、それでも、夏休みだしもっと人が多いと思っていたので、思ったよりは人が少なく快適でした。朝早かったからかもしれないのですが。

まずは、帰りのバスの乗車整理券をもらいにバスターミナルへ。ここから新島々へのバスに乗るには乗車整理券が必要なのですが、途中でメールをくれた友達が、以前だんなさまが混雑時に上高地に行ったとき、帰りのバスの整理券が取れず帰って来れなかったので気をつけてねとアドバイスをくれたので、とにかくこれをもらわなくてはと。私が乗る予定だったバスは午前中の早い便だったので、余裕で整理券をGETできました。ほっ。また河童橋まで戻ります。

ネオホモンちょっとお土産をのぞいていたら、おいしそうな牛乳を発見しました。「ネオホモン」・・・。なんだかこのネーミングがおかしくて、買ってしまいました(笑)こくがあっておいしい牛乳です。瓶の牛乳を飲んだのも久しぶりだなぁ。

まだ時間があったので川沿いに少し散策することに。少しあがると景色のよい場所があって、川沿いまで近寄って、おいしい空気を胸いっぱい吸い込みました。きっもちいいーーー!

対岸のほうにはビジターセンターがあって、ボランティアの方が置かれている望遠鏡で頂上を見ることができるのですが、これがすごい!山頂の人々を見ることができるんですね。センターの中には季節季節に撮られた写真が展示してあり、どの季節もそれはそれは素晴らしい景色でした。

そろそろ時間になったので河童橋まで戻り、ホテルのショップで、長野産のあんずを使ったというジャムを買い、外に出ると、冷たい水の中にりんごやトマトが冷やされています。りんごの季節ではないのだけど、この澄んだ水で冷えたりんごが食べたくて一つ購入。さっそく川を眺めながらがぶり!・・・つめたくて、美味しい!!!

りんごをかじりながら川沿いをバスターミナルまで戻ります。今回は3時間半しかいられなかったけど、今度はゆっくり来よう、そう思いながら。

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ぶらり松本・上高地 4

さて翌日。(・・・ええ、やっと2日目です・・・すいません長くて。
おまけに今回は写真が多いです・・・また落ち着いたら何とか整理したいなと。)

目覚ましが鳴る前に目が覚めました。ごそごそ起きだしたのは3時45分ごろ。外もまだ真っ暗です。

荷物をまとめて身支度をして、出発します。フロントには誰もいないので、指示通り鍵を置いてホテルを後にします。とてもいいホテルだったので、今度はゆっくり滞在したいなぁ。

外に出ると雨は降っていませんでした。ただ、湿気が多くて、もやがかかっている感じです。昨日の雨によるものと、お祭りの後の、不完全燃焼のもやもやがあわさったような空気。街中にも、お祭り中止の後飲みに行き、そのまま街にとどまっている人たちの姿もちらほらで。

一応上高地は山なので、コンビニでビニールかっぱを購入。仮に降ってもこれでしのげるぐらいならいいのだけど。

駅についてホームへ向かうと、ちょうど東京からの電車が着いたところのようで、見るからに山登り or トレッキングと思しき人々が同じホームへ向かって歩いています。普通の格好(といっても散策用の格好ではありますが)の私のほうが目立ってしまう感じです。

しばらくすると電車が来て、松本を出発。窓の外の景色は、真っ暗から徐々に薄明るくなってきましたが、濃い霧にかすんでしまっています。・・・この先のお天気が心配。

新島々不安な中、うとうとしていると、電車は終点の新島々(しんしましま、と読みます。なんだか面白いですよね)に着きました。ふと見上げると、なんと青空がのぞいている!!!

昨日の大雨でちょっとしょげてしまったけれど、一抹の希望が見えてきました。

ここからはバスの旅。上高地行きのバスは2台出たので、ゆったり座ることができます。車窓の景色はダムあり、山あり、なんとなく懐かしい景色です。うとうとしながら約1時間、バスは上高地に到着しました。

手前の「大正池」でバスを降ります。ほとんどの人はもっと先まで行くようで、一緒に降りたのは10人ぐらいだったでしょうか?到着したのは6時15分ごろ。もう夜が明けて、日が差しています。

早速池へ。

大正池

・・・この景色!!!

まるで夢のような、不思議な光景が広がっていました。

この写真では伝えきれないのが、とてももどかしいのですが。

湖と山にかかった、白い霧というかもやというか・・・

そのなんともいえない幻想的な雰囲気に、思わず目をこすり、呆然と眺めてしまいました。

早朝なので人も少なく、静かに景色を愉しむことができました。早起きは三文の徳、とはよく言ったものです。

しばらくそこに佇み、つれてきた一眼で写真を撮り(やはり広角のレンズがほしいです・・・50mmでは限界が)、、、そこまではよかったのですが・・・。帰ってから現像に出すと、1本目のフイルムは普通に現像されていたのですが、2本目がすべてこんな感じで変なもやがかかってしまってました・・・カメラやさんで見てもらったところ、どうやらシャッターのところから光が入ったようなのです・・・。せっかく楽しみにしていたのに、ショックでしばらく落ち込んでしまいました・・・。ので、デジカメの写真はイマイチだったのですが、そちらでお楽しみいただければと思います・・・がーん。


そこから池沿いの道を散策します。途中にも、不思議な池の景色が広がり、この世のものとは思えない感じです。それぞれのんびり眺めていたので、ガイドに載っている「おおよその時間」は、とっくに過ぎてしまってますが(笑)まあそれは仕方ないでしょう。

アザミ道沿いには所々に花も咲いています。ピンクのアザミが風に揺れていました。

matsu46・・実は、この写真も、思いっきり失敗写真なのですが・・・ひょうたんからなんとやら、なかなかいいのでは?と思い、のせてみます。。。

それにしても、この澄んだ川の水!!手をひたすと、ヒヤッと冷たくて、気持ちよいです。こんな感覚、都会では忘れてしまいますね。


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ぶらり松本・上高地 3

世間はお盆休みなのですね。
うちの会社は夏休みはないので、いつもと同じ週明けでした。

さて・・・2回分書いてから、うーん、日記に書くよりはサイトにレポを作るべき長さだったか?と思ったのですが、ここまで来たら仕方ないので、続けてこちらで書きます。しばしお付き合いを・・・

* * *

雨宿りしているうちに、雨足は強まるばかり。風もあるし、下手に動いては濡れてしまうのでじっと待ちます。少し小降りになってきたのであたりを見回していると、素敵な佇まいの食器のお店があったので、道をわたって入ってみることにしました。

引き戸をガラガラと開けると、中の店員さんが「今日はもう終わりなんです・・・」と。中を見ると確かに、自転車が既に中に仕舞われていて、閉店の準備中という感じです。仕方がないので帰ろうとすると、奥にいた店主さんと思しき方が、「片づけ中ですけどよかったら・・・」と言ってくださって、少し店内を見せていただくことに。わざわざ入り口に荷物置き用の椅子まで置いてくださって。

店内には素敵な食器類が並んでいました。店内をぐるりと眺めていたのですが、こんな風に閉店前に駆け込みで見るにはもったいない感じだったので、明日時間があったら再訪しようと思い、お店を後にすることに。店主さんと少しお話したのですが「ちょっと今日はきびしいですよね・・・せっかくお一人で静かに松本を愉しまれるおつもりでいらっしゃったんでしょう?」・・・ええ、その通りで・・・。

店主さんによると、この賑わいは10時ごろまで続くのだとか。普段ならお勧めのお店もあるのだけど、今日はどこもうるさいから・・・ということで、喧騒から離れて落ち着ける穴場までご紹介いただきました。(残念ながらそこには行けなかったのですが・・・)

聞くと関西のお客さんも多いのだとか、納得です。

帰り際に私のカメラを見て「銀塩ですか?」と声をかけてくださったのもうれしかったです。まだまだ初心者ですが、こうしてカメラを見て声をかけてもらうと、俄然撮影にも気が入るもの。といってもまだまだたいしたものは撮れないのですが・・・

しかし、このお店も早く店じまいをするということは、当然ほかのお店も・・・と危機感を感じつつ外に出ると、まあ通りは踊り手さんたちでいっぱい!先ほどの店主さんが「もう、道歩けないほどですから」と言われた意味がやっと分かってきました・・・。

そのときは少し小ぶりだったのですが、またざぁっと降ってきたので、喫茶で雨宿りがてらお茶することに。すぐ近くの「まるも」のドアを開けました。

まるも「まるも」も、絶対行こうと決めていたお店。中に入ると、ダークな色調の松本民芸家具が置かれた、落ち着いたスペースです。多分この人たちも雨宿りなんだろうな、といったお客さんもあり、地元の人と思しき人もいてにぎわっていますが、お店の雰囲気からか、ざわざわとした感じはありません。BGMも落ち着いた音楽で、ゆったりできそう。

まるもコーヒーとレアチーズケーキのセットを注文しました。コーヒーは普段あまり飲まないのですが、ここにくるとなんとなく、コーヒーが飲みたい気分になってしまいます。運ばれてきたコーヒー、まろやかでおいしい。レアチーズケーキは、昔母が作ってくれたものによく似ていて、懐かしい味でした。外の雨にまかせて、椅子に腰を落ち着けて、しばらくぼーっとしてました。

まるも時々外をうかがうのですが、どうやら少しは小ぶりになっている様子。一度通りから姿を消した踊り手さんたちも復活して、またたくさんの人たちの姿が見えます。それと同時に、入り口の扉は閉まっているのだけど、通りからの「ぼんぼん祭り」の音楽が店内にも響いてきて、落ち着いてお茶を、という雰囲気でもなくなってきたので、お店を出ることに。ちょうど店内のお客さんも外に出た後だったので、中の写真を撮らせてもらいました。一眼のほうは、店内が暗いせいで、すっかり手ぶれてしまい残念でしたが・・・

お祭りほっと一息ついたあと外に出ると、通りはもう人・人・人でいっぱい!本当に通りを歩くことすら困難な感じです。

しかし、どうしても行きたいお店があったので、かきわけかきわけ、何とか進みます。

やっとたどり着いて階段を上り2階に行くと、なんだか不吉な予感が・・・。入り口の戸に「今日は5時半で閉店しました」との張り紙があり、ちょうどお店の方が帰られるところでした。あまりにものショックで呆然としてしまったのですが、お店の方が「今日はこんな感じで、お客さんも来られないし、にぎやかすぎるので・・・」というようなことを言われてました。確かにこの状態では、お店で食器をゆっくりと眺めるという雰囲気では決してないし・・・。明日来ますと告げて、呆然と階段を下ります。

・・・しかし、こまったなぁ。ちゃんと予定を立てていたのに、すっかり崩されてしまった感じです。呆然とした頭に、お祭りの歌も踊りも、がんがん響く。・・・どうしたものか。ホテルに戻っても、あの辺りもうるさいですよと言われたし・・・勧めていただいたお店に行ってみようか?

とりあえず、翌日乗るバスの時刻表やインフォメーションをもらいに、駅前のショッピングビルの地下にあるバスの窓口へ。スーパーの一角にあるのですが、いろいろなお土産物屋さんが入っていて、物色しているとなかなか楽しいです。明日は何をかって帰ろうかな、と考えながら眺めていると、滅入っている気持ちも少し晴れてきます。

バスの時刻表をもらい、聞くことも聞いて、食料品売り場をうろうろして、とりあえず外に出ようと入り口のほうを見ると、外から人がどんどんなだれ込んでくるのが見えました。何かと思い外を見ると、外は強風の大雨!とてもじゃないけど、外を歩けるような感じではありません。しばらく待っても止む様子はなく・・・。また気分が少し滅入ってきました。店内にはずっとお祭りの音楽が流れていて、頭の中から離れない。

30分はそんな感じだったでしょうか、やっと雨が小降りになって、外へ出ると、お祭りはもう中止になったようで(ホテルに戻ってニュースを見たら、警報が出ていた様子)通りで踊る人はなく、お店で雨宿りする人、帰途に着く人、どこへ流れようか相談している人・・・。そこをかきわけてホテルへ戻ることにしました。なんだかすっかりぐったりと疲れてしまった。

しづかおなかが空いているというわけではなかったけど、少し何かおなかに入れたかったので、ホテルの近くの民芸居酒屋のようなお店へ。懐かしい雰囲気です。

おでんメニューの一番上にあったおでんを頼んでみることに。運ばれてきたおでん、しっかりおだしがしみていて、薄味でおいしく、疲れた心にはじーんと染み入りました。

matsu24

紅茶おでんで少し気分も持ち直し、ホテルへ戻ったのですが、ホテルのティールームもよさそうだったなと思い出し、食後のお茶をすることに。店内はこちらも松本民芸家具が使われているのですが、こちらはオープンで明るい雰囲気。浴衣姿のお客さんもちらほら見かけます。私もやってみたいなとは思ったけれど(ホテル内は浴衣OKですよとのことだったので)さすがに一人ではちょっと考えてしまいます。。。こちらでは紅茶をオーダーしてみました。ポットで、カップ3杯分はあったでしょうか?たっぷりといただけ、紅茶の味もとてもすっきりとおいしいのです。すっかり心もあったまりました。

ホテルに戻り、翌日早朝出発なので先に支払いを済ませ、気になっていた明日のお天気を聞いてみることに。するとわざわざ調べに行ってくれて、午前中はまだマシだけど午後は・・・というお答え。ということはやはり朝にかけるしかないですよね。最後までとても丁寧で感じの良いスタッフの方々でした。

部屋に戻って、疲れを癒すべく、1階の大浴場へ。部屋にもユニットバスがついているのだけど、やっぱり大浴場の方が気持ちいいですよね。人も少なくて気分も楽です。温泉ではないのだけど、お湯がとても気持ちいいんです。ゆったりつかって、一日の疲れをいやしました。はあ~。なんだか色々あった一日でした。

お風呂でのんびりした後は、部屋に戻って荷物をまとめ、明日の早朝出発に備えます。しかし、遠足の前の日って、なかなか寝られないもの。(私の場合、わくわくで、というよりは、ちゃんと起きられるかなという緊張感でですが)結局寝付けたのは夜遅くなってから・・・さて明日はお天気、大丈夫なのか?

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ぶらり松本・上高地 2

ひゃくにんぱん学校を後にして、行ってみたかったお店を目ざします。出発前に大体の場所だけはつかんでいたのですが、こんなところに本当にお店があるのかしら?と思うような場所にあり、看板を見つけたときはほっとしました。ひゃくにんぱん、というパン屋さんです。お友達の話を聞いて、行ってみたいなぁと思っていたお店。

なんともレトロな感じの佇まいです。お店は車通り沿いにあるのですが、ここだけなんだか別世界のような雰囲気でした。

がらがらと扉を開けて中へ。こじんまりとした店内には、右に左に、そして正面のケースにもパンが並んでいます。翌日の朝は出発が早いので、朝食用のパンと他にいくつかを購入。暑い時期でなければもうちょっと買いたかったのだけど、しかたないですね。(この天然酵母の全粒フルーツなんておいしそうだったなぁ)

支払いのときに、気になっていたことを聞いてみました。(お友達も、聞きそびれたそうで)

「・・・あの、ひゃくにんぱんってお名前はどうして?」

・・・って、思いますよね。

すると、オーナーさんのお名前(百人さん)からとられているそう。でもこの絶妙なネーミング、好きですねぇ^^

お願いして写真を撮らせてもらいました。棚の上にはレトロな品々が並んでいたり、ケースも古いたんすの上にあったり、招き猫が鎮座していたり・・・とても不思議だけど違和感なく溶け込んでいました。

さて、パンも買えたし、街中へ戻ることにします。途中で松本城を見学することにしました。
お城の見学なんて、ずいぶんしていないなぁ・・・。最後に行ったのは、どこだったのだろう?二条城?

matsu8早速中に入ると、ケースにお城で使われていた品々が展示されていて、それを見ながら上へ上へ登っていきます。なぜか、途中まではずっと火縄銃系ばかり。それよりなによりすごいのが、このお城の階段!70度ぐらいか?!というぐらいの急な階段で、もうのぼるにも降りるのにも、それはもう一苦労。おまけに荷物と首から一眼のカメラをぶら下げていたので、慎重に、慎重に、一段一段進みます。この階段、敵が攻めてきても簡単に入ってこられないように、こういう急なものになっているそうです。確かに、これではすんなり入れないですよね・・・。

汗をかきつつ、天守閣に到着。ここからの眺めはまたいいものです。お堀の向こうに松本の街が見えています。

また慎重に一歩づつ段を降りて、お城を後にします。

すると、街中はさっきの音楽が、あちこちに設置されたスピーカーから大音量で流れています。。。

松本ホテル花月とりあえず荷物を置きに宿へ。チェックイン予定時間より早かったのだけど、準備ができているのでチェックインさせてもらいました。今日の宿は松本ホテル花月。中心からは少し離れた、こじんまりとしたいい感じのホテルです。フロントにいた人たちも感じよく、ロビーも落ちついた色合いの松本民芸家具が並んでいて、時間があればここでゆっくり新聞でも、と思ったのですが、いかんせん時間が。。。

部屋はシングルにしてはゆったりしていて、落ち着いたよい感じです。クローゼットも松本民芸家具。すっかり気に入ったのですが、お店で見たら、とてもよいお値段で・・・(笑)

マサムラさて、荷物を置いて再び街中へ。ホテルのすぐ近くにある「フランス菓子 マサムラ」に行ってみることにしました。レトロな感じの店構えで、中に入ると懐かしい感じのケーキがずらっと並んでいます。どれにしようかと思ったのですが、おいしいと聞いていたシュークリームを買ってみることに。シュークリームだけでも数種類あって悩んだのですが、このシュークリームにしてみました。同じタイプのプチシューもあったのだけど、せっかくだからと普通サイズに。・・・後で考えれば、やっぱりプチシューが正解だったのですけど。

お店の人に「今日って何かお祭りなんですよねぇ?」と聞いてみると「ああ、そうなんですよ、にぎやかでしょ・・・そろそろ始まるころかしら」といわれました。お店を出ると、確かに一段と大きな音楽。中心に向かって歩き出すと、さっきより屋台の数も増えているようです。

とりあえずシュークリームを食べたかったので、近くのベンチでぱくり。中のクリームがとろーりとしていて、甘すぎずで、おいしい♪・・・のですが、上の粉砂糖が風で飛ばされて服の上に~。おまけに口の周りにも(笑)やっぱり外で食べるにはプチシューの方が正解のようです。

そうこうするうちに、空からぽつぽつと水滴が降ってきました。晴雨兼用の日傘しか持っていなかったので、とにかくやむことを祈るのみ。橋を渡って歩いていると、雨足が少し強くなってきたので傘を差すことに。通りの素敵な食器やさんをのぞきつつ歩いていると、突然大降りになったので、店先の軒下で雨宿りします。

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ぶらり松本・上高地 1

かなり突然思い立った週末小旅行。ぱたぱたと大まかにスケジュールを立てて、出発です!

この前買った18きっぷがあるので、今回はこれを使うことに。家を朝6時半前に出発し、大阪でJRに乗り換え。18きっぷの旅、スタートです!

新快速で米原へ、名古屋で乗り換え、中津川でまた乗り換えて、松本に着いたのは午後2時過ぎ。家を出てから約7時間半です。・・・こう聞くと、そんな長旅、飛行機で海外ならかなり遠いところまでいけるのに、と思ってしまいそうですが、私電車の旅は向いているみたいで(もちろん座れたから言えることでしょうけれど)7時間半もあっという間。前の日も夜更かししていたので、途中でうとうとしたり、絶えず変化する車窓の景色に見とれたり驚いたりするうちに、着いてしまったという感じ。名古屋より先は初めて通る場所ですが、渓谷の景色もすばらしいし、塩尻駅ではホームにぶどう畑があって驚いたり、電車の中の人情にも触れたりで、楽しい普通電車の旅です。特急で通過するだけではなかなか出会えない光景かもしれません。

・・・余談ですが、初めて一人旅に出たのは大学の時。それまでは友達と近場に遊びに行く程度しかなかったのに、その時の行き先は北海道。それも周遊きっぷで丸一日電車に揺られて北海道に行ったのでした。今から思えば、我ながら(当時にすれば)大胆だけど、とっても面白い、楽しい旅でした。それと比べれば短いものです(笑)

さて、松本に到着し、改札を出ると、なにやらにぎやかな音楽が大音量で流れてます。
駅ビルの中でもこれがかかっています。松本なんとか、と歌っていますが・・・なんだか自分の中のイメージと違っていて、違和感が残ります。

それはさておき、まずはお腹がすいたので、遅めのお昼を食べることに。街中に向かって歩き始めます。

すると、街中にはちょうちんや屋台が・・・。どうもお祭りっぽい感じなので、通りすがりの観光案内所で聞いてみたらやはりそうだということ。ぼんぼん祭り、なのだそうで、よく分かりませんが、どうやらお祭りの日に来てしまったようです。(詳しくは、後ほど・・・)

取り敢えず、目指すお店がお昼は3時までだったので、早足で歩きます。途中松本城を通り過ぎるのですが、久々に見たお城、風格があります。

もときお城を越えてしばし歩くとありました。長野といえば、おそばやさん。「もとき」というお店です。(本当はもう一軒非常に行きたかったお店があったのですが、2時までで売り切れ後閉店というお店だったので、今回は縁がなくて・・・)

神社の裏手にあるお蕎麦屋さんに着いたのは3時前。ギリギリセーフですべりこみ、吟醸ざるそばをオーダー。吟醸そばって良く分かってなかったのですが、手造り石臼で30%まで挽き込んで(磨いて)作るお蕎麦なのだとか。

吟醸そばさて、出てきたのがこれです。説明のあったとおり短いお蕎麦で、色も薄くて透き通った感じ。早速口に運んでみると、なんともむにゅっとした食感が面白く、今まで食べたお蕎麦とはまた全然違う感じです。美味しい!

普段はわさびが苦手なのでつけない私ですが、せっかく長野なので、つけてみることにしました。すると、このわさびはいける!美味しい!つーんと来るけど嫌な感じではなく、ピリッとした食感が心地よくて、美味しく頂きました。やはり美味しいわさびは違うのか?!
おつゆで食べたのですが、是非塩で食べてみたい!と思う蕎麦でした。

箸袋の裏を見ると、なんと東京店もあるのだとか。
蕎麦湯もしっかりいただき、お店を後にしました。ごちそうさま。

旧開智学校お蕎麦屋さんの近くには旧開智学校という建物があるので、見に行ってみることにしました。こちらは明治6年に開校した、日本で最も古い小学校のうちの一つだそうで、和洋混交の擬洋風建築。残念ながら行った時は保存修理工事のため休館中。8月12日から再オープン予定だそうで、少しばかり来るのが早かったようです。まあ、それもまた来るための口実と思えば。

天使と龍というわけで、柵の向こうの建物を外から見るだけしかできませんでしたが、見ての通り、なんとも不思議な佇まいの建物です。天使がいて、龍もいる。まさに和洋混合。でも、なんだかお伽噺から飛び出てきたような、ミニチュアを見ているような、とても不思議な感覚でした。


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